【オリーブオイルの歴史】古代から現代まで受け継がれる魅力と、美容・健康への活用術

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オリーブオイルの起源と世界に広がった歴史

「オリーブオイルの歴史(オリーブオイル 歴史)」って、イタリア料理の定番…くらいのイメージで止まりがちなんですが、 実はかなり古くて、しかも“食べる油”だけじゃない役割も担ってきました。 私も昔、スーパーで適当に買って「全部同じでしょ」と思ってた時期があって、香りが強いのを高温でガンガン使って台無しにしたことがあります…。 そこから調べ始めたら、歴史が想像以上に深くてちょっと反省しました。

ルーツは東地中海へ:いつ頃から油として使われていた?

オリーブの栽培化(野生種から“育てる作物”として定着していく流れ)は、東地中海(レバント周辺)を中心に複雑に進んだと考えられています。 「どこが起源か」を1点で断定しにくいのは、長い時間をかけて人の移動・交易・交雑が起きてきたからです。 ただ、考古学的には、イスラエルのカルメル海岸沖の遺跡(Kfar Samir など)で、約6,500〜7,000年前規模のオリーブ果実加工と油づくりを示す証拠が報告されています。 つまり、人類はかなり早い段階から“油としての価値”に気づいていた可能性が高いです。

古代文明の生活インフラに:食用だけじゃなかった

オリーブオイルは、古代ギリシャでは身体に塗る(整肌・マッサージのような用途)など、生活に深く入り込んでいました。 ローマ時代にも重要作物として扱われ、食や日用品の領域で存在感を増していきます。 今みたいに電気も化学製品も当たり前じゃない時代に、油は「食」「灯り」「手入れ」など複数の用途を支える“万能素材”だったわけです。

地中海全域へ:交易と植民で広がった

オリーブ栽培が地中海一帯に広がっていく背景には、人の移動と交易があります。 国際オリーブ協会(IOC)の解説では、紀元前16世紀ごろにフェニキア人がギリシャ諸島へオリーブを広め、 その後ギリシャ本土へも導入された流れが示されています。 さらにローマ帝国の拡大とともに栽培・流通が整っていき、スペイン南部バエティカ(現在のアンダルシア周辺)から 大量のオリーブオイルがアンフォラで輸送されていたことも、考古学研究でよく知られています。

新大陸へ:16世紀以降、地中海の外にも定着

“地中海の油”だったオリーブが海を渡るのは、さらに後の話です。 IOCによると、アメリカ大陸の発見以降(1492年以降)、オリーブ栽培が地中海の外へ拡大し、 1560年にはメキシコでオリーブ畑が栽培されていたとされます。その後、ペルー、カリフォルニア、チリ、アルゼンチンなどにも広がっていきました。 気候条件が合う地域では、いまや“地中海以外の産地”も普通に選択肢になっています。

ざっくりまとめると、オリーブオイルは「古代の生活必需品 → 交易で地中海の共通文化 → 大航海時代以降に世界へ」という流れ。 この背景を知ってから選ぶと、産地や製法の違いがただの“好み”じゃなくて、ちゃんと意味のある違いに見えてきます。

日本におけるオリーブオイルの歴史

日本のオリーブオイルの歴史って、「小豆島が有名」くらいで止まりがちなんですが、実は“何回も挑戦して、何回もつまずいて”今に続いています。 私も正直、昔は「小豆島=観光地でオシャレなオイルがある場所」くらいの認識で、背景を知らずに語ってしまって恥をかいたことがあります…。 ちゃんと調べると、導入の動機も、定着までの道のりも、意外と泥くさいです。

最初の導入は幕末:1862年・1867年に苗木が持ち込まれた

香川県の公的資料では、日本へのオリーブ伝来は、文久2年(1862年)と慶応3年(1867年)に、 医師・林洞海の献策でフランスから輸入した苗木を横須賀などに植えたのが最初とされています。 つまり「いきなり小豆島で始まった」わけではなく、まずは“国内で育つのか”の試行錯誤が先にあった、という流れです。

明治の試験栽培:1882年に国産オリーブオイル採取の記録も

明治期にはイタリア・フランスなどから苗木が取り寄せられ、勧農局三田育種場や神戸の付属植物園などで試験栽培が行われました。 香川県の資料によると、福羽逸人の管理のもと、明治15年(1882年)には果実が収穫され、 日本で初めてオリーブオイルの採取や果実加工(テーブルオリーブ)が行われたものの、長続きしなかったとされています。 「良いところまで行くのに、産業として続かない」って、現代のビジネスでもよくあるやつで、ちょっと胸が痛いです。

小豆島が“産業”として定着した転機:1907年指定、1908年に試験地設置

現在の国産オリーブ(オリーブオイル)の基盤につながる大きな転機は、明治40年(1907年)〜明治41年(1908年)の国の指定事業です。 香川県の「小豆オリーブ研究所」の沿革では、1907年に三重・香川・鹿児島の3県が栽培試験地に指定され、 1908年に香川県の小豆郡西村(現:小豆島町西村)へ試験地を設置し、苗木(ミッションなど)を植栽したことが明記されています。 そして小豆島町の公式ページでは、3県で試験栽培を始めた中で“小豆島の西村地区”が順調に生育・結実し、搾油に至った経緯が説明されています。

設備の整備と普及:1913年に圧搾機、1917年に苗木配布

香川県の公的資料によると、大正2年(1913年)には果実乾燥場が建設され、砕実器や圧搾機が設置されました。 さらに大正6年(1917年)には施設拡充とともに、育成した苗木が県下に配布されるなど、研究と普及が進みます。 こういう「研究→設備→普及」の順番が揃うと、一気に“産業”っぽくなってきます。

輸入自由化で逆風:1959年に国内栽培が縮小

小豆島町や香川県の資料では、昭和34年(1959年)の輸入自由化により、安価な外国産オリーブ製品が大量に入ってきて、 国内栽培が下火になったことが触れられています。 「品質が良い」だけでは勝てない局面って本当にあって、ここは歴史の中でもかなりシビアなポイントです。

再評価の波:1989年以降の食生活変化・健康志向で需要が回復

その後、平成に入ると、イタリア料理の普及や健康志向の高まりなどを背景に、オリーブ製品が再び注目されるようになります。 香川県の資料でも、健康食品ブームや食生活の変化によって国産オリーブへの需要が高まったことが説明されています。 今の「国産オリーブオイルを選ぶ理由」は、ブームだけじゃなく、こうした浮き沈みを越えて積み上がった信頼の上にある、という見方もできます。

古代から愛されるオリーブオイルの効能と魅力

オリーブオイルって「健康に良さそう」「美容にも使えるらしい」で終わりがちですが、 そもそも古代から“生活のあちこち”で使われ続けてきたのが強いところです。 私も昔、乾燥が気になって顔にオリーブオイルを多めに塗ったら、テカるしベタつくし、翌日なんか肌がムズムズして…。 「良いって聞いたから雑に使う」のは危険だなと学びました。

古代のオリーブオイルは“食用”だけじゃなかった

地中海世界では、オリーブオイルは食べる油というより「暮らしの道具」に近い存在でした。 研究レビューでは、宗教的な“塗油(アノインティング)”、香油・軟膏、薬用の基材、日用品などとしての利用が述べられています。 また、古代ギリシャでは運動や身体ケア(塗って肌を整える、汚れを落とす)に関わる文化も知られています。 “油=栄養”だけでなく、“油=ケアの素材”としての歴史が長いのが特徴です。

「食」としての魅力:脂の質がわかりやすい

オリーブオイルの主成分は、オレイン酸を中心とした一価不飽和脂肪酸です。 近年の公的情報でも、飽和脂肪酸の多い脂に置き換える形で一価不飽和脂肪酸を摂ると心血管リスク低減につながる可能性が示され、 FDAは“高オレイン酸の食用油”について、条件付き(科学的根拠は支持的だが決定的ではない)で健康強調表示を認めています。 要は「何を足すか」より「何と置き換えるか」が大事、という話です。

「エキストラバージン」に期待されがちな魅力:ポリフェノール

エキストラバージンオリーブオイル(EVOO)は、精製油より“微量成分”が残りやすく、 その代表がポリフェノール(例:ヒドロキシチロソール関連)です。 EFSAの科学的意見書では「オリーブオイルのポリフェノールが血中脂質の酸化ストレスからの保護に寄与する」という形で健康主張が整理され、 EUの登録情報でも、一定量(例:20g中にヒドロキシチロソールおよび誘導体が5mg以上など)を満たす場合に表示条件が定められています。 ここは“なんとなく良い”ではなく、条件付きで語られている領域なので、盛りすぎには注意が必要です。

美容・スキンケアでの魅力:メリットもあるけど万能ではない

オリーブオイルは、肌の水分蒸散を抑える「フタ」のような役割(エモリエント/オクルーシブ的な使い方)を期待されることがあります。 一方で、注意点もハッキリあります。皮膚科学領域のレビューでは、オレイン酸が皮膚バリアを乱しやすいことが指摘されており、 新生児の皮膚にオリーブオイル等を塗ることでバリア機能が弱まる可能性を示した研究報告もあります。 私の失敗もまさにこれで、「乾燥=油を塗れば勝ち」みたいに考えると、合わない人は普通に荒れます。

肌に使うなら、現実的にはこのあたりが無難

  • 敏感肌・赤みが出やすい人:いきなり顔全体は避ける(まず少量・部分・短期間で様子見)
  • 赤ちゃんへの直接塗布:避けたほうが無難(バリアを弱める可能性が示されている)
  • 「落とす」用途:ポイントメイク落とし等で少量→すぐ洗い流すなら相性が良い人もいる
  • 乾燥対策:保湿剤(化粧水・クリーム等)で水分を入れた後の“最後の薄いフタ”として使う発想のほうが事故りにくい

まとめると、古代からの人気は「用途が広い」「手に入りやすい」「品質で差が出る」あたりが強み。 ただし現代の“効能トーク”は、食でも美容でも「条件」や「相性」があるので、雑に真似すると痛い目を見ることもあります。 オリーブオイルが“長く愛される理由”は、魔法みたいな万能性じゃなくて、うまく使うと生活の質が上がる現実的な強さだと思っています。

現代のオリーブオイル事情

ここ数年のオリーブオイルは、正直「前と同じ感覚」で買うとズレやすいです。 私も値上がり期に、いつものノリで“香り重視のエキストラバージン”を揚げ物に使ってしまい、 「なんかもったいない…」と地味に後悔しました。いまは“用途別に買い分ける”のが現実的です。

1) 価格が動きやすい:天候・供給で相場が揺れる

オリーブは気候の影響を受けやすく、干ばつや高温が続くと収穫量が落ち、価格が上がりやすくなります。 実際にスペインの干ばつ・熱波で供給が絞られ、オリーブオイル価格が記録的に上がった局面が報じられました。 一方で、2024/25はスペインの回復が見込まれるという見通しもあり、同じ“オリーブオイル”でも年によって状況が変わります。 さらにIOC(国際オリーブ協会)の統計では、2024/25の世界生産は前年度から増える予測(生産・消費とも増加)が示されています。

買い方の現実的な工夫

  • 相場が高い時は「加熱用(精製ブレンド等)」「香り用(EVOO)」を分けると満足度が落ちにくい
  • “高い=全部EVOOで統一”にすると、用途によっては損した気分になりやすい(私がそうでした)

2) カテゴリーと表示ルールが重要:同じ「オリーブオイル」でも中身が違う

EUでは、オリーブオイルのカテゴリー(エキストラバージン、バージン、精製油を含むブレンド、オリーブポマース油など)、 分析方法、表示・包装ルールが「マーケティング規格」として整理されています。 つまり、ラベルの“呼び名”は飾りじゃなく、品質基準と結びついています。

よくある誤解(ありがち)

  • 「オリーブオイル=全部エキストラバージン」ではない
  • 「安い=偽物」も短絡的(精製・ブレンド等、価格が下がる理由は複数ある)
  • 「高い=自分に合う」でもない(香りの強さや苦味・辛味が好みと合わないこともある)

3) “品質”は二段階で見たほうが事故りにくい:官能(香り・味)+理化学

エキストラバージンは、香り・味(欠陥がないか、フルーティさの有無など)と、 遊離酸度などの理化学的な基準の両方を満たす必要があります。 ただ、消費者側が店頭でそこまでチェックできないので、「信頼できる流通・ブランド・情報開示」を重視するのが現実的です。

4) 不正(偽装・劣化品)の問題もゼロではない

残念ですが、食品全般と同じで“偽装・劣化品”のリスクはあります。 欧州の当局は毎年、偽造・粗悪食品の摘発を行っており、食品偽装への警戒は続いています。 オリーブオイル個別でも、規格に満たない「エキストラバージン表示」などが問題視されるケースが報じられています。 なので「安さ」だけで選ぶのは危険ですが、「高いから安心」と決めつけるのも危ないです。

対策としてやりやすいこと

  • 遮光瓶・缶など、光対策がされているものを優先(透明ボトルは劣化リスクが上がりやすい)
  • 開封後は早めに使い切る(香り目的のEVOOほど劣化が満足度に直撃しやすい)
  • “酸度だけ”など単一指標で良し悪しを断定しない(総合評価が必要)

5) 産地が多様化:地中海以外の存在感も増えている

伝統的な主要産地は地中海ですが、現代は世界各地で栽培・生産が進み、 供給の構造も少しずつ変化しています。たとえば北アフリカの生産が注目されるニュースも出ています。 「地中海産以外はダメ」というより、産地ごとの特徴を理解して選ぶ時代になっています。

現代のオリーブオイル選び:メリットとデメリット

  • メリット:用途別に最適化しやすい(加熱用・香り用・料理ジャンル別など)/情報開示が進んでいる商品も増えた
  • デメリット:価格変動が大きい/表示の読み取りが必要/“EVOO神話”でミスマッチが起きやすい

今のオリーブオイルは、選び方をちょっと変えるだけで満足度が上がります。 逆に、昔の感覚のまま「とりあえずエキストラバージン」「安いのを大量買い」で走ると、 味の好みや劣化、用途ミスでストレスが増えがちです(私の失敗パターンです)。

食用オリーブオイルと化粧用オリーブオイルの使い分け

「オリーブオイルは肌にもいいらしい」と聞いて、キッチンのオイルをそのまま顔に塗ったことがあるんですが、 私は普通に失敗しました。ベタつく、テカる、なんかムズムズする…で、結局すぐ洗い流す羽目に。 ここで大事なのは、“オリーブオイル”という名前が同じでも、目的・規格・つくり方・想定される使い方が違うことです。

まず前提:食用と化粧用は「想定されているゴール」が違う

食用は「食べておいしい」「料理に使いやすい」「表示ルール(カテゴリ等)に合う」ことが軸。 一方、化粧用(化粧品原料やスキンケア製品に配合される油)は、「皮膚に使う前提での品質管理」や「処方の中での安定性」が軸になります。 ラベルに“オリーブオイル”と書いてあっても、同じチェックポイントで選べるわけではありません。

食用は「カテゴリ表示」を読む:エキストラバージン=万能ではない

食用は、少なくとも「エキストラバージン/バージン/精製を含むブレンド」などのカテゴリを意識したほうが失敗が減ります。 EUではオリーブオイルのカテゴリや表示ルールが整理されていて、“呼び名”は品質基準と結びついています。 風味を楽しみたいならエキストラバージンが向きやすい一方、加熱調理は「精製を含むタイプのほうが扱いやすい」場面もあります。 私の後悔ポイントはまさにこれで、香り重視のエキストラバージンを高温で使って「もったいない」気分になりました。

化粧用は「そのまま塗る」より“化粧品として配合されたもの”が安全寄り

肌に使うなら、基本は“化粧品として設計された製品”のほうが事故が起きにくいです。 化粧品原料としてのオリーブ油は、INCI名で Olea Europaea (Olive) Fruit Oil などとして扱われ、 業界では原料の製法や仕様が整理され、安全性評価も積み上がっています。 逆に、食用のボトルをそのまま肌に塗る場合は、品質が悪いというより「皮膚用途としての使い方・保管・衛生・相性」がブレやすいです。

“肌に合う・合わない”が出やすい理由:オレイン酸とバリアの話

オリーブオイルはオレイン酸が多いのが特徴ですが、皮膚科学の文脈では オレイン酸が皮膚バリアに影響しうることが指摘されています。 実際、成人での局所塗布でバリアへの悪影響が示唆された研究に触れるレビューもあります。 だから「オリーブオイルは肌に良い」で一括りにすると危ないです。 乾燥肌で合う人もいれば、赤みが出たり、ニキビが悪化したり、かえって荒れる人もいます。

実務的な使い分け(ここだけ押さえればOK)

  • 食用:香りを楽しむ(仕上げ・生食)ならエキストラバージン寄り。加熱中心なら精製を含むタイプも現実的。 まずはカテゴリ表示を確認する。
  • 肌:“化粧用オリーブオイル配合”の化粧品を優先。どうしても単体で使うなら、少量・短期間・部分で試す(顔全面は避ける)。
  • 赤ちゃんや敏感肌:合わないリスクがあるので慎重に。いきなり塗るのは避けるほうが無難。
  • 使い方の落とし所:単体で塗り広げるより、クレンジング的に「少量→すぐ洗い流す」や、 乾燥部位に「ほんの薄く」などのほうがトラブルが起きにくい。

まとめると、食用は“味と用途”、化粧用は“肌への相性と設計”で判断軸が変わります。 私みたいに「同じオリーブオイルだし」と雑に扱うと、普通に失敗するので、そこだけは気をつけたいところです。

歴史をふまえたオリーブオイルのある暮らし

歴史を知ると、オリーブオイルって「健康のために我慢して飲むもの」じゃなくて、 もっと生活に自然に入り込む存在だったんだな…と見え方が変わります。 ただ私は一回、「良い油なんだから何にでも合うでしょ」と思って、和食の煮物にドバッと入れて盛大に失敗しました。 香りが強すぎて、家族から「今日の味、何…?」って言われて地味にへこみました。 そこから“使いどころ”を考えるようになって、やっと楽しくなりました。

1) 「用途」で分けると満足度が上がる

生活での使い分けは、難しい理屈より「使う場面」で切るのがいちばんラクです。 1本で全部まかなうと、どうしても“もったいない使い方”か“相性ミス”が起きやすいです。

  • 香りを楽しむ用:仕上げ、パン、サラダ、冷奴、スープの最後に少量
  • 加熱のベース用:ソテー、炒め物、オーブン料理(香りは控えめでもOK)
  • 肌まわり用:化粧品(オリーブ油配合)を基本に。単体使いは慎重に

2) “古代の使われ方”っぽく取り入れるなら、無理をしないのがコツ

古代では食だけじゃなく、日常の手入れにも使われてきた背景があります。 とはいえ現代の肌は、乾燥・摩擦・花粉・マスクなどで荒れやすいので、 いきなり「オイルだけでケア」みたいに極端に振ると、合わない人は普通に荒れます(私がそうでした)。

  • 現実的におすすめ:手の甲・ひじ・かかとなど乾燥しやすい部位に、ほんの少量
  • やめた方がいい寄り:顔全体に多めに塗る、赤ちゃんに何となく塗る(相性が読めない)
  • 落としどころ:「少量→すぐ洗い流す」用途(ポイントメイク落とし等)なら合う人もいる

3) 味の個性を“料理側”で受け止めると失敗しにくい

オリーブオイルは、同じカテゴリでも香り・苦味・辛味に幅があって、そこが魅力でもあり落とし穴でもあります。 私の失敗は「料理を変えずに油だけ変える」だったんですが、逆でした。 油の個性に合わせて料理のほうを少し寄せると、一気に“当たり”になります。

  • 青っぽい香りが強い:トマト、柑橘、魚介、サラダ、カルパッチョ系
  • マイルド:卵、白身魚、豆腐、和風の副菜にも合わせやすい
  • 苦味・辛味がしっかり:肉、豆、濃い味の煮込み、パンに塩だけでも成立しやすい

4) 劣化はわりと早い:買い方と置き方で差が出る

歴史的に見ても“油”は貴重品でしたが、現代は買える代わりに、 「買った後に自分が雑に扱って劣化させる」事故が起きがちです。 私もコンロ横に置きっぱなしにして、香りが抜けて「あれ、こんなもん?」となったことがあります。 だいたい自分の保管が原因でした。

  • 直射日光・高温の近くに置かない(コンロ横は避ける)
  • 大容量が得でも、使い切れないなら小さめの方が結果的においしい
  • 開封後は「香り用」から先に使う(満足度が落ちやすい)

5) “毎日ちょっとだけ”が続きやすい

健康や美容って、気合いを入れた瞬間は盛り上がるんですけど、続かないと意味が薄いです。 私は「毎日スプーンで飲む」に挑戦して3日で飽きました。 続いたのは、料理の最後にちょっと足すやり方でした。

  • 味噌汁・スープに少量(合うオイルを選ぶ)
  • 納豆や豆腐に“醤油+少量オイル”(入れすぎると崩れるので注意)
  • トーストに塩少々+オイル(バターの代わりに毎回じゃなくてもOK)

歴史を知ると、「特別な健康食品」じゃなくて「暮らしの中で使い倒されてきた油」だと分かります。 だからこそ、完璧を目指すより、相性の良い使い方だけ残していくほうが、結果的にいちばん得です。

まとめ

「オリーブオイル 歴史」をたどると、ただの料理用オイルじゃなくて、 古代から生活の中で“食・手入れ・日用品”として使われ続けてきた理由が見えてきます。 日本でも、導入→試験栽培→小豆島での定着→輸入自由化による縮小→再評価という波があって、 ずっと順風満帆だったわけじゃないのがリアルです。

そして現代は、価格変動も大きいし、カテゴリ(エキストラバージン/バージン/精製を含むタイプ等)によって “向いている用途”が変わる時代です。ここを無視して「高いのを買えばOK」みたいに進むと、 私みたいに「揚げ物に香り重視のEVOOを使って後悔」とか、「和食に合わない使い方で失敗」みたいなことが起きます。 逆に、用途別に分けて、保管をちょっと気をつけるだけで満足度はかなり上がります。

今日から押さえたいポイント(要点)

  • 歴史:オリーブオイルは古代から“食だけじゃない”用途で使われてきた
  • 日本:幕末導入→明治の試験→1907〜1908年の試験地指定で小豆島が定着の転機
  • 効能:健康・美容の話は“置き換え”や“条件付き”が多いので盛りすぎに注意
  • 現代:価格が動きやすい。カテゴリ表示を読み、用途別に買い分けると失敗が減る
  • 使い分け:食用は味と用途、肌は相性と設計(化粧品としての製品を優先)
  • 暮らし:毎日少し、相性の良い場面だけ残すのが続く

オリーブオイルは、知れば知るほど“こだわり沼”に入れますが、 逆に言うと、こだわらなくても「用途で分ける」「雑に扱わない」だけで十分おいしく、気持ちよく使えます。 まずは手元の1本を、仕上げ用なのか加熱用なのかだけでも意識してみると、体感の差が出ます。

参考URL(本記事で参照した主要情報源)