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「肌がピリピリしてファンデがのらない…」「季節の変わり目はいつも赤くなる…」──そんなときに意外と頼りになるのが、キッチンにも並んでいるオリーブオイル。
結論から言うと “合うオリーブオイルを正しく使えば、肌荒れケアの味方になる” 可能性は十分あります。
オリーブオイルに含まれる主成分 | 肌へのメリット | ワンポイント |
---|---|---|
オレイン酸(約70%) | 皮脂に近い成分でバリア機能を補う → 乾燥・外部刺激からガード | ただし酸化しにくいとはいえ、古い油は逆効果 |
ポリフェノール | 抗酸化作用で “ゆらぎ肌” の炎症を落ち着かせる | エクストラバージンのほうが豊富 |
ビタミンE | 血行促進&抗酸化でくすみケアに◎ | 紫外線ダメージが気になるときにも |
※重度の炎症や化膿したニキビは皮膚科での治療が最優先です。オリーブオイルはあくまでサポートケアと心得て。
「ホホバオイルやスクワランは知ってるけど、オリーブオイルは重そう…」と敬遠していたなら、一度“本物”を試してみる価値アリ。次のセクションでは、肌荒れの根本原因を押さえつつ、ケアに役立てる具体的な理由を深掘りします。
「いつもと同じケアをしているのに、なんだか肌がゴワゴワ…」──そんなときは 肌のバリア機能 がゆらいでいるサイン。30代を超えるとホルモンバランスや生活リズムのちょっとした乱れが、そのまま肌荒れに直結します。
内的要因 | 具体例 | どう肌に影響する? |
---|---|---|
ホルモンバランスの変化 | 月経前・更年期・妊娠など | 皮脂分泌が急増 or 減少し、ニキビ・乾燥が同時発生 |
加齢によるターンオーバー遅延 | 28日→40日以上に伸びやすい | 古い角質が溜まり、ザラつき&くすみを誘発 |
ストレス・睡眠不足 | 自律神経の乱れ | 血行不良でくすみ、免疫低下で炎症が長引く |
栄養バランスの偏り | 炭水化物過多・ビタミン不足 | 肌細胞の再生に不可欠な“材料”が不足し回復が遅れる |
外的要因 | 具体例 | どう肌に影響する? |
---|---|---|
乾燥・紫外線 | 冬の暖房、夏の強い日差し | 角質の水分が蒸発 → ひび割れ・赤み |
摩擦・マスク生活 | マスク・タオル・寝具の擦れ | 角層が削れ、バリア機能が弱体化 |
誤ったスキンケア | 強い洗顔、アルコール高配合化粧水 | 必要な皮脂まで奪い、刺激に弱くなる |
大気汚染・花粉 | PM2.5・黄砂・花粉 | 微粒子が毛穴を刺激し、かゆみ・炎症の原因に |
3つ以上当てはまるなら、内外両面のケアを見直すタイミング。
次のセクションでは、そんな“ゆらぎ肌”をサポートする オリーブオイルの底力 を詳しく解説します。
「油=ベタつくからニキビができそう…」と思われがちですが、オリーブオイルは“肌がもともと持つバリア成分”にとても近い構造をしています。だからこそ、角層にスッとなじみ、外敵や乾燥から守る“天然のシールド”になってくれるのです。
ポイントまとめ
- オリーブオイルは“天然の保護膜”を補う万能オイル
- 抗酸化・抗炎症・柔軟効果で、乾燥〜ニキビまで幅広くサポート
- インナーケアも並行すれば、肌荒れの根本改善に近づく
「じゃあ、キッチンにある安いオイルでもいいの?」という疑問が湧いてきますよね。次のセクションでは 食用オリーブオイルと化粧用オリーブオイルの違い を徹底比較します。
同じ“オリーブオイル”でも、市販棚には 「食用」 と 「化粧用(コスメグレード)」 の2タイプが並んでいます。
「どっちを買えばいいの?」と迷ったら、まずは 精製度・安全基準・テクスチャ の3つをチェック!
項目 | 食用オリーブオイル | 化粧用オリーブオイル |
---|---|---|
製造目的 | 摂取して健康・美容をサポート | 肌に塗布して保湿・保護 |
品質基準 | IOC※ 食用基準(酸度0.8%以下など) | 化粧品GMP/医薬部外品基準(重金属・農薬残留の厳格検査) |
精製度 | エクストラバージンは未精製で有効成分が豊富 ピュアは精製済みで匂い・色を抑制 |
基本は精製+脱臭で刺激物質を除去 敏感肌でも使いやすい |
テクスチャ | やや重めで“オイルらしさ”が残る | 軽めでサラッと伸びる処方が多い |
香り | オリーブ特有の青い香りがする | ほぼ無臭(精油や香料入りタイプも有) |
価格帯 | 1,000〜3,000円/250ml前後 | 1,500〜4,000円/50〜100ml前後 |
想定用途 | 食べる・飲む・ヘアオイル・クレンジングなど多用途 | 導入オイル・マッサージ・保湿美容液としてピンポイント使用 |
※IOC:国際オリーブ協会
まとめTips
- “顔=化粧用、体=高品質な食用”のハイブリッド使いが最強バランス
- どちらも“鮮度”が命。開封日をボトルに書いておくと管理しやすい
次は、いよいよ 「肌荒れ改善に役立つオリーブオイルの正しい使い方」 を具体的にご紹介します!
「塗るだけでほんとに効く?」──コツは“量・タイミング・組み合わせ”の3拍子。少量を的確に入れるだけで、ガサガサ肌がしっとりやわらかく整います。
✔ 乾燥がひどい日は+2滴までOK。多すぎるとテカリ&毛穴詰まりの原因になるので注意。
覚えておきたいNG集
- 開封から半年以上経ったオイルは酸化リスク大 → 調理用に回す
- 皮脂腺が活発なTゾーンは薄塗り or 部分使い
- レチノールやピーリング直後は刺激増幅の恐れ → 24時間空けよう
- オイルを塗ったまま強い日差しを浴びると酸化ダメージが倍増
次のセクションでは、「肌荒れしやすい人がオリーブオイルを選ぶときの注意点」 をチェックしていきましょう。
「店頭に種類が多すぎて結局どれがいいの?」──敏感・ゆらぎ肌さんは、以下の5チェックをクリアした“フレッシュ&ピュア”な1本を選ぶのが鉄則です。
肌へのやさしさ重視 | 香り・味わい重視 | コスパ重視 |
---|---|---|
オーストラリア産・チリ産など 機械収穫で異物混入が少ない |
スペイン・イタリアの単一品種(アルベキーナ、コラティーナ等) | ギリシャ・トルコ・モロッコ産のブレンドタイプ |
🌿 小豆島オリーブのおすすめオリーブスキンケア
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良質の果実を一番搾りしたオイル。自然のうるおいと保湿力にこだわり。- 朝のお手入れに使えば、その後のメイクのノリがUP。
選び方まとめ
- 酸度0.3%以下&コールドプレス
- 光を通さない容器で搾油日が新しいもの
- お財布と相談しつつ、肌につける分はケチらない!
次は、気になる疑問を一気に解決!「【Q&A】オリーブオイルにまつわるよくある疑問」 に進みます。
ざっくばらんに“みんなが気になるポイント”を集めました。迷ったときの参考にどうぞ!
基本的には心配いりません。
オリーブオイルそのものに光毒性はなく、むしろ抗酸化成分で紫外線ダメージを和らげる働きも。ただし 厚塗り+強い直射日光 は酸化ストレスを招くので、春夏の昼間は薄く伸ばす or SPF入り下地を重ねておくと安心です。
量と洗い流し方に注意すればOK。
オレイン酸は皮脂に近いぶん“コメドジェニック”と誤解されがちですが、少量&短時間ならむしろ角栓を柔らかくして排出を助けます。夜のオフは ぬるま湯+泡洗顔 で軽く二度洗いがベター。
未開封・鮮度良好なら問題なし。
ただしキッチンと洗面台を共有すると開け閉め回数が増え酸化リスクが高まるので、スキンケア用に小分けボトルを用意すると管理しやすくなります。
もちろんOK。
“オイルカット”はあくまで製品自体に油分を配合していないという意味。導入オイルとして薄くなじませてからオイルカット化粧水→ジェルを重ねれば、水分保持力が底上げされます。
カロリーはありますが、質の良い脂質は代謝を助けます。
大さじ1(約120kcal) を目安に、糖質過多のドレッシングを置き換えるとむしろ総摂取カロリーが抑えられるケースも。ビタミン吸収率UPで肌作りの効率も◎。
最長でも6か月 を目安に。
冷暗所+遮光ボトル保管であっても、風味・有効成分は徐々に劣化します。残った分は調理用にシフトして、スキンケア用は早めに新しいボトルを用意しましょう。
ワンポイント
- 不安なときは パッチテスト:二の腕に塗って24時間後に赤みが出なければ◎
- オイル単品で合わなくても、クリームやローションに1滴混ぜると刺激が減ることも!
次はいよいよラスト!「まとめ:正しいオリーブオイルで肌荒れ知らずの美肌習慣を」 で今日のポイントを総復習します。
肌がゆらぎやすい30代以降こそ、“バリアを守るやさしいオイル” を味方につけて毎日のケアをアップデートしましょう。
まとめ
「乾燥もニキビも、結局は“バリア機能”の弱りが原因」。
オリーブオイルで 外側バリア+内側バリア を同時強化し、ゆらぎに振り回されないツヤ肌を育てましょう。
今夜のスキンケアと明日の朝ごはん、大さじ1+3滴からスタート!