オリーブオイルで肌荒れ対策!美容と健康を叶える選び方・使い方のすべて

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オリーブオイルは肌荒れをケアできるのか?

「肌がピリピリしてファンデがのらない…」「季節の変わり目はいつも赤くなる…」──そんなときに意外と頼りになるのが、キッチンにも並んでいるオリーブオイル。
結論から言うと “合うオリーブオイルを正しく使えば、肌荒れケアの味方になる” 可能性は十分あります。

どうしてオリーブオイルが効くの?

オリーブオイルに含まれる主成分 肌へのメリット ワンポイント
オレイン酸(約70%) 皮脂に近い成分でバリア機能を補う → 乾燥・外部刺激からガード ただし酸化しにくいとはいえ、古い油は逆効果
ポリフェノール 抗酸化作用で “ゆらぎ肌” の炎症を落ち着かせる エクストラバージンのほうが豊富
ビタミンE 血行促進&抗酸化でくすみケアに◎ 紫外線ダメージが気になるときにも

どんな肌荒れにおすすめ?

  • 乾燥性敏感肌:うるおい不足でガサガサ・粉吹きが気になる人に
  • ゆらぎ肌:花粉や季節の変わり目で赤みが出やすいときに
  • 大人ニキビ:炎症をやわらげ、角質を柔らかく保ちたいときに
※重度の炎症や化膿したニキビは皮膚科での治療が最優先です。オリーブオイルはあくまでサポートケアと心得て。

実際に使う前のチェックポイント

  1. 精製度
    • 食用の「ピュア(精製)」よりも、低温圧搾で成分が残る エクストラバージン が◎
  2. 香り・色・酸味
    • フレッシュな青草の香り、黄金〜緑がかった色合い、ピリッとした辛みは新鮮さの証拠。
  3. 保存方法
    • 光・熱・空気で酸化が進むので、遮光ボトル & 冷暗所 保管が鉄則。

「ホホバオイルやスクワランは知ってるけど、オリーブオイルは重そう…」と敬遠していたなら、一度“本物”を試してみる価値アリ。次のセクションでは、肌荒れの根本原因を押さえつつ、ケアに役立てる具体的な理由を深掘りします。

肌荒れが起こる主な原因とは?

「いつもと同じケアをしているのに、なんだか肌がゴワゴワ…」──そんなときは 肌のバリア機能 がゆらいでいるサイン。30代を超えるとホルモンバランスや生活リズムのちょっとした乱れが、そのまま肌荒れに直結します。

内的要因 具体例 どう肌に影響する?
ホルモンバランスの変化 月経前・更年期・妊娠など 皮脂分泌が急増 or 減少し、ニキビ・乾燥が同時発生
加齢によるターンオーバー遅延 28日→40日以上に伸びやすい 古い角質が溜まり、ザラつき&くすみを誘発
ストレス・睡眠不足 自律神経の乱れ 血行不良でくすみ、免疫低下で炎症が長引く
栄養バランスの偏り 炭水化物過多・ビタミン不足 肌細胞の再生に不可欠な“材料”が不足し回復が遅れる
外的要因 具体例 どう肌に影響する?
乾燥・紫外線 冬の暖房、夏の強い日差し 角質の水分が蒸発 → ひび割れ・赤み
摩擦・マスク生活 マスク・タオル・寝具の擦れ 角層が削れ、バリア機能が弱体化
誤ったスキンケア 強い洗顔、アルコール高配合化粧水 必要な皮脂まで奪い、刺激に弱くなる
大気汚染・花粉 PM2.5・黄砂・花粉 微粒子が毛穴を刺激し、かゆみ・炎症の原因に

チェックしてみよう!セルフ診断5問

  1. 朝起きたとき「つっぱり感」がある
  2. 夕方になると頬が赤くヒリヒリする
  3. マスクを外すとフェイスラインがザラつく
  4. 月経前にあご周りにニキビが集中する
  5. 仕事が忙しい週は肌トーンがどんより…

3つ以上当てはまるなら、内外両面のケアを見直すタイミング。
次のセクションでは、そんな“ゆらぎ肌”をサポートする オリーブオイルの底力 を詳しく解説します。

オリーブオイルが肌荒れケアに役立つ理由

「油=ベタつくからニキビができそう…」と思われがちですが、オリーブオイルは“肌がもともと持つバリア成分”にとても近い構造をしています。だからこそ、角層にスッとなじみ、外敵や乾燥から守る“天然のシールド”になってくれるのです。

1|バリア機能をサポートするオレイン酸70%

  • 皮脂膜の主成分とほぼ同じ!
  • 角層のすき間を埋め、水分の蒸発と外部刺激をブロック
  • 乾燥&摩擦が原因の粉吹き・赤みケアに◎

2|ポリフェノール&ビタミンEによる高い抗酸化力

  • 紫外線・ストレスで発生する活性酸素を中和
  • 炎症を鎮め、繰り返しできるゆらぎニキビを予防
  • くすみ・黄ぐすみの原因“肌サビ”を抑え、トーンアップ効果も!

3|スクワレンが叶える柔軟&浸透ブースト

  • 肌をやわらかくし美容液成分の浸透アップ
  • ゴワつき・角栓が気になる時の“導入オイル”として◎
  • クレンジングに混ぜれば毛穴汚れをゆるめる一石二鳥

4|マイルドな天然界面活性作用で洗い過ぎを防止

  • 軽いメイクや日焼け止めなら、オリーブオイルだけでオフ
  • 強いクレンジング剤を減らすことでバリア機能の低下をセーブ

5|インナー&アウターのWチャージが可能

  • 食用なら腸内環境サポート&ビタミン吸収を助ける
  • スキンケアなら直接保湿+抗炎症で即効アプローチ
  • “食べて・塗って”のダブル使いで 内外同時ケア が実現

ポイントまとめ

  • オリーブオイルは“天然の保護膜”を補う万能オイル
  • 抗酸化・抗炎症・柔軟効果で、乾燥〜ニキビまで幅広くサポート
  • インナーケアも並行すれば、肌荒れの根本改善に近づく

「じゃあ、キッチンにある安いオイルでもいいの?」という疑問が湧いてきますよね。次のセクションでは 食用オリーブオイルと化粧用オリーブオイルの違い を徹底比較します。

食用オリーブオイルと化粧用オリーブオイルの違い

同じ“オリーブオイル”でも、市販棚には 「食用」「化粧用(コスメグレード)」 の2タイプが並んでいます。
「どっちを買えばいいの?」と迷ったら、まずは 精製度・安全基準・テクスチャ の3つをチェック!

項目 食用オリーブオイル 化粧用オリーブオイル
製造目的 摂取して健康・美容をサポート 肌に塗布して保湿・保護
品質基準 IOC※ 食用基準(酸度0.8%以下など) 化粧品GMP/医薬部外品基準(重金属・農薬残留の厳格検査)
精製度 エクストラバージンは未精製で有効成分が豊富
ピュアは精製済みで匂い・色を抑制
基本は精製+脱臭で刺激物質を除去
敏感肌でも使いやすい
テクスチャ やや重めで“オイルらしさ”が残る 軽めでサラッと伸びる処方が多い
香り オリーブ特有の青い香りがする ほぼ無臭(精油や香料入りタイプも有)
価格帯 1,000〜3,000円/250ml前後 1,500〜4,000円/50〜100ml前後
想定用途 食べる・飲む・ヘアオイル・クレンジングなど多用途 導入オイル・マッサージ・保湿美容液としてピンポイント使用

※IOC:国際オリーブ協会

結局どちらを選ぶべき?

  • 顔につけるならまずは化粧用
    • 不純物が少なく刺激リスクが低い → 敏感肌・ゆらぎ肌でも安心
    • キャップがスポイト仕様など少量使いに便利
  • ボディケアやクレンジングには食用エクストラバージンもアリ
    • コスパ◎でたっぷり使える
    • 香りが好みならリラックス効果もプラス

“食用→スキンケア流用”で気をつけたいこと

  1. 未開封&酸化していないかを確認
    • 開封後3〜4か月以内/色・香りが変わったらアウト
  2. パッチテスト必須
    • 二の腕や耳裏に塗って24時間様子を見る
  3. ボトルは冷暗所保管
    • 直射日光・高温を避けないと酸化スピード急上昇

まとめTips

  • “顔=化粧用、体=高品質な食用”のハイブリッド使いが最強バランス
  • どちらも“鮮度”が命。開封日をボトルに書いておくと管理しやすい

次は、いよいよ 「肌荒れ改善に役立つオリーブオイルの正しい使い方」 を具体的にご紹介します!

肌荒れ改善に役立つオリーブオイルの正しい使い方

「塗るだけでほんとに効く?」──コツは“量・タイミング・組み合わせ”の3拍子。少量を的確に入れるだけで、ガサガサ肌がしっとりやわらかく整います。

1|導入ブースターとして:洗顔直後 3滴ルール

  1. 顔を洗ったらタオルで水滴を軽く押さえる程度に(完全に拭き取らない)。
  2. スポイトで3滴を手のひらに取り、両手で温める。
  3. 両頬→額→あご→鼻の順にプレス。こすらず“ハンドプレス”が鉄則。
  4. 10秒ほど待ち、しっとり膜を感じたら化粧水へ。
    化粧水がぐんと浸透してモチモチ感UP!
✔ 乾燥がひどい日は+2滴までOK。多すぎるとテカリ&毛穴詰まりの原因になるので注意。

2|バリア再生ナイトパック:週2回で敏感期を乗り切り

  • お風呂上がりにいつものスキンケアを終えたら、仕上げに5滴を顔全体にのばす。
  • 乾燥がひどい部分(頬・目もと・口角)は重ねづけしてラップパック5分。
  • 余分な油分はティッシュオフ → 枕カバー汚れを防止。
  • 翌朝、洗顔はぬるま水+泡洗顔で軽く流すだけに。

3|インナーケア:朝食に大さじ1/日で“飲むスキンケア”

  • ヨーグルト・サラダ・スムージーにエクストラバージン大さじ1
  • ビタミンA・E・D・K の吸収率が高まり、肌のターンオーバーをサポート。
  • 腸が潤うことで“便秘由来の吹き出物”対策にも◎。

4|マイルドクレンジング:摩擦ゼロで角栓オフ

  1. 乾いた肌に500円玉大をなじませ、くるくる1分マッサージ。
  2. 蒸しタオルで優しく拭き取り、泡洗顔で仕上げ。
    毛穴汚れがゆるみ、黒ずみ&ザラつきがすっきり。

5|ボディ・ネイル・ヘアにも応用

  • ひじ・かかとに入浴後2滴 → ひび割れガード
  • 爪まわりに1滴 → ささくれ予防
  • 毛先に1滴 → ドライヤー熱から保護&パサつき防止

覚えておきたいNG集

  • 開封から半年以上経ったオイルは酸化リスク大 → 調理用に回す
  • 皮脂腺が活発なTゾーンは薄塗り or 部分使い
  • レチノールやピーリング直後は刺激増幅の恐れ → 24時間空けよう
  • オイルを塗ったまま強い日差しを浴びると酸化ダメージが倍増

次のセクションでは、「肌荒れしやすい人がオリーブオイルを選ぶときの注意点」 をチェックしていきましょう。

肌荒れしやすい人がオリーブオイルを選ぶときの注意点

「店頭に種類が多すぎて結局どれがいいの?」──敏感・ゆらぎ肌さんは、以下の5チェックをクリアした“フレッシュ&ピュア”な1本を選ぶのが鉄則です。

1|酸度 0.3%以下 のハイグレードを狙う

  • 酸度は 鮮度と品質のバロメーター。数値が低いほど酸化しにくく、刺激リスクもダウン。
  • ラベルに「※酸度0.8%以下」と書かれていることが多いので、できれば 0.3%以下 を探してみて。

2|コールドプレス(低温圧搾) 表記を確認

  • 熱を加えない分、ビタミン・ポリフェノールが豊富=抗炎症力が高い
  • 「First Cold Press」「低温圧搾」などのキーワードが目印。

3|遮光ボトル or 缶入り を選ぶ

  • 光を通さない容器は酸化スピードが段違い。
  • 透明ボトルなら箱入り or 外箱付きで保存するのも手。

4|収穫〜瓶詰めの“搾油日” をチェック

  • 「賞味期限」ではなく “搾油日” が新しいほどフレッシュ。
  • 理想は搾油から12か月以内に使い切るスケジュールで。

5|産地と品種 で選ぶ

肌へのやさしさ重視 香り・味わい重視 コスパ重視
オーストラリア産・チリ産など
機械収穫で異物混入が少ない
スペイン・イタリアの単一品種(アルベキーナ、コラティーナ等) ギリシャ・トルコ・モロッコ産のブレンドタイプ

🌿 小豆島オリーブのおすすめオリーブスキンケア

番外編:こんな表示に要注意!

  • “ポマスオイル”:搾油後の果肉を溶剤抽出 → 肌ケアにはNG
  • “フレーバー付き”:ガーリック・チリ等は刺激物質を含むため避ける
  • “ライト”“ブレンド”:他オイル混合で純度が下がる場合あり

選び方まとめ

  1. 酸度0.3%以下&コールドプレス
  2. 光を通さない容器で搾油日が新しいもの
  3. お財布と相談しつつ、肌につける分はケチらない!

次は、気になる疑問を一気に解決!「【Q&A】オリーブオイルにまつわるよくある疑問」 に進みます。

【Q&A】オリーブオイルにまつわるよくある疑問

ざっくばらんに“みんなが気になるポイント”を集めました。迷ったときの参考にどうぞ!

Q1. オリーブオイルを塗ったまま外に出ると日焼けするって本当?

基本的には心配いりません。
オリーブオイルそのものに光毒性はなく、むしろ抗酸化成分で紫外線ダメージを和らげる働きも。ただし 厚塗り+強い直射日光 は酸化ストレスを招くので、春夏の昼間は薄く伸ばす or SPF入り下地を重ねておくと安心です。

Q2. 毛穴が詰まったり、ニキビが悪化しませんか?

量と洗い流し方に注意すればOK。
オレイン酸は皮脂に近いぶん“コメドジェニック”と誤解されがちですが、少量&短時間ならむしろ角栓を柔らかくして排出を助けます。夜のオフは ぬるま湯+泡洗顔 で軽く二度洗いがベター。

Q3. 食用オイルを顔に使うのは衛生面で大丈夫?

未開封・鮮度良好なら問題なし。
ただしキッチンと洗面台を共有すると開け閉め回数が増え酸化リスクが高まるので、スキンケア用に小分けボトルを用意すると管理しやすくなります。

Q4. オイルなのに「オイルカット化粧品」と一緒に使っていい?

もちろんOK。
“オイルカット”はあくまで製品自体に油分を配合していないという意味。導入オイルとして薄くなじませてからオイルカット化粧水→ジェルを重ねれば、水分保持力が底上げされます。

Q5. オリーブオイルを摂ると太らないか心配…

カロリーはありますが、質の良い脂質は代謝を助けます。
大さじ1(約120kcal) を目安に、糖質過多のドレッシングを置き換えるとむしろ総摂取カロリーが抑えられるケースも。ビタミン吸収率UPで肌作りの効率も◎。

Q6. 開封後、どのくらいで使い切るべき?

最長でも6か月 を目安に。
冷暗所+遮光ボトル保管であっても、風味・有効成分は徐々に劣化します。残った分は調理用にシフトして、スキンケア用は早めに新しいボトルを用意しましょう。

ワンポイント

  • 不安なときは パッチテスト:二の腕に塗って24時間後に赤みが出なければ◎
  • オイル単品で合わなくても、クリームやローションに1滴混ぜると刺激が減ることも!

次はいよいよラスト!「まとめ:正しいオリーブオイルで肌荒れ知らずの美肌習慣を」 で今日のポイントを総復習します。

まとめ:正しいオリーブオイルで肌荒れ知らずの美肌習慣を

肌がゆらぎやすい30代以降こそ、“バリアを守るやさしいオイル” を味方につけて毎日のケアをアップデートしましょう。

今日からできる3ステップ復習

  1. 選ぶ
    • 酸度0.3%以下・コールドプレス・遮光ボトルを目安に “フレッシュ1本” をストック。
  2. 塗る
    • 洗顔後3滴の導入ブースター → 化粧水ぐんぐん浸透でふっくら。
    • 週2のナイトパック&ボディ・ヘア応用で全身しっとり。
  3. 食べる
    • 朝食に大さじ1で “飲むスキンケア”。腸活×抗酸化で内側からゆらぎにくい肌へ。

続けるコツ

  • 開封日をボトルにメモ→鮮度が落ちる前に使い切り。
  • パッチテストは習慣化→季節の変わり目でも安心。
  • “油モノ=悪”の固定観念を外す→良質な脂は肌とからだのプラス栄養!

まとめ
「乾燥もニキビも、結局は“バリア機能”の弱りが原因」。
オリーブオイルで 外側バリア+内側バリア を同時強化し、ゆらぎに振り回されないツヤ肌を育てましょう。
今夜のスキンケアと明日の朝ごはん、大さじ1+3滴からスタート!